同じものでも異なる捉え方 私は子供の頃から海が怖くて、膝より深いところまで行くことは出来ませんでした。 何かあったわけではないのだけれど、足の裏の砂が波でスーッと持っていかれる感覚が怖かったのです。 けれど海が大好きな方もいらっしゃいます。 沖まで泳いで行って岸を眺めるのが楽しい…
頭で分かっていることと反する心 大切で愛する家族を亡くすということは、この上ない悲しみであり、深い深い喪失感に突き落とされるものです。 ゆっくり考える暇もなく葬儀の準備がなされ、どのように時が過ぎていったのか記憶できないほどに慌ただしい日々が続きます。 ところがある程度訪問者も落ち着き…
１つではない原因 いわゆる風邪の原因はウイルスであるけれど、ウイルスと戦う免疫力が低下するほど睡眠が不足していたり、栄養バランスが悪い状態であったりという様々なことが絡み合って発症します。 心理的視野狭窄による自死についても同じことが言えるでし…
根底になければならないこととは 今まで生きてきた環境の中で言われたことがあるでしょう。 「弱音を吐くな」 「仕事で抜きん出ろ」 「誰にも負けるな」 「他の人のために頑張れ」 あなたの大切な方もそんなことをおっしゃっていたかもしれない。 でも全ての根底には「あなたが幸せである」が…
心が混乱する時期 大切な人の死。 覚悟があったにしろ突然のことにしろ、それは容易に受け入れがたい悲しみをもたらします。 日々、どう過ごせばいいのか。どう過ごしてきたのか。 それこそ布団から起き上がるといった在り来たりのことですら出来なくなってしまうほどに、心が停止してしまうもので…
突然の出来事と感情 教科書で習ったこともない、誰かが教えてくれた訳でもない。 お葬式の様子をどこかで見ていても、それは遠くの世界を見ているような感覚でしかなかった。 ところがある日突然「遺族」という立場になってしまう。 どうしたらいいのか、何が起こっているのか、これからどうなるのか。…
自分を縛るもの 月命日だから〇〇しないといけない。 故人が使っていたものだから大切にしなければならない。 そうやって自分を縛ることはないのです。 あなたの考え、あなたの気持ちを第一優先にして構わないのです。 「普通はこうするよね」という周りの考えに左右さ…
遠慮せず伝えること 自分の気持ちを伝えることは生きていく上でとても大切です。 爆発的に出してしまうと亀裂も生じ、自分自身も痛みを感じてしまうので丁寧に伝えてみることです。 例えば死別を経験したことによって悲しく寂しいという気持ち。 伝えることを諦めてしまうと、…
「嘘も方便」 嘘をつくことは悪いことではあるが、時と場合によっては嘘が必要な時もあるということ。 人は生死というものに興味を持ちます。 生の場合だと「何グラムで生まれたの？」「男の子？女の子？」「名前は何？」「母乳？ミルク？」と矢継ぎ早に聞いてくる人がいます。 …
予想だにしない役割が加わるということは 人は様々な役目を負っています。 お父さん・お母さんという役割もあります。 仕事をする上での役割もあります。 娘として・息子としての役割もあります。 地域の中での役割もあります。 そうした多くの役割を果…
